2019年夏から一般提供が開始され、これまでクレジットカードを持つのが難しかった人でも利用が容易になり、新しい使い方の提案が行われていることでも話題になったアップルカード。
しかし一部ユーザーの報告で炎上しているという事です。
一体どんな問題があったのでしょうか?調べて見ましょう。
アップルカードの問題とは?
著名なエンジニアが夫婦でアップルカードを申し込んだところ、婦人には旦那さんの20分の1程度の与信枠しか与えられなかったとして、そのスクリーンショットを公開しています。
この状況についてクレームを入れたカスタマーサポートの返信内容にも憤っていて
「われわれの審査の結果、あなたの婦人には20分の1のクレジット枠しか与えられない。半年後の再審査結果を待つように」
との回答があったことも述べています。
この夫婦は結婚から20年が経過する夫婦で、税金の申告も共同で行っています。
家計における終始の金額でいえば、実際のところ与信枠の審査で両者に差異が生まれることは考えにくいですよね。
それにも関わらず夫婦間で10倍以上の与信枠の差があるのは不自然です。
他にも夫婦間で10倍ほどの与信枠に差があったことが報告されています。
なので「男女差別的だ」という意見が上がっているということですね。
ちなみに与信枠というのは
「クレジット会社から与えられる信用の枠。簡単にいえば、その人に与えられる「限度額」の事です」
審査をして、その人にどれくらいのお金を貸せるのかを判断して、この与信枠を決定します。
それで、夫婦間で差があるのはおかしいですけどね・・・
実際はわかりませんが、アップルカードは審査が簡単というのも売りです。
なので、今後こういうことがないことを願います。
色々なケースがあり、単なる特定条件化でバグが発生しただけということもあります。
ノウハウ不足ということもあると思いますが、今後は注意して欲しいですね。
問題がまだまだ内在する可能性はあるのか?
この問題は従来の金融サービスが抱えていた問題であり、アップルカードも「クレジットカードの再発明」をうたいつつも、やはりその仕組みは既存のクレジットカードそのものだったと言えます。
与信枠はイシュアの判断に基づいて、一方的に付与されるもので、ユーザーが直接そのプロセスに介在する余地はありあmせん。
近年、FinTechと呼ばれる「IT技術を使って金融サービスに革新をもたらす」ことを主眼にしたスタートアップが多数登場し、既存の金融機関がカバーしきれなかった領域を新しいサービスで埋めていく状況が進んでいます。
また「信用スコア」という仕組みが日本国内でも登場しています。
これによってスコアの高いユーザーには特典を与えたり、あるいは「後払い」での与信枠を大きく与えたりと、金額はすくめながら「クレジット」的なサービスが提供されています。
もともと金融サービスの発達していなかった東南アジアなどでは、Grabに代表される企業が独自のスコアリングを用いた「マイクロローン」のサービスを提供して利用者を増やしていたりします。
アップルカードにおけるサービスやサポートの柔軟性のなさは、やはりこうした新興系のサービスとの違いを浮き彫りにします。
アップルカードの事業はアップルとゴールドマン・サックスのタッグで実現したものですが、サービスデザインなどから考えても、多くのユーザーはゴールドマン・サックスのサービスというよりは「アップルのサービス」とみているでしょう。
今回の一連の対応はゴールドマン・サックス側から行われていますが、ここでのマイナス評価はアップル側にかかる可能性が高く、今後アメリカ外にアップルカードを展開していくなかで、各地のパートナー企業との提携やサポート体制を構築するうえでの課題となります。
また、今回アップルカードはゴールドマン・サックスがクレジットカード事業に参入する初のケースであり、出遅れたコンシューマ市場での評価を得るための場所となるはずでした。
だが、与信枠付与アルゴリズムに問題があり、これがネガティブに評価されるのは将来の活動にとってはマイナスです。
一連の状況を見る限り「アップルカードのシステムはまだまだ走り出したばかり」というムードが漂い始めています。
野心的なアップルカードですが、いまだ内在する問題と闘いながらブラッシュアップがつづいています。
今後はまだ見守るしかないという状況ですね。
日本に来るのはいつ?
まだまだ新規サービスとしての色合いが強いアップルカード。米国では問題がありますが、それを乗り越えて日本でも開始をして欲しいですね。
しかしまだ日本でいつ使えるのかの情報はありません。
もしかするとこのまま日本では利用できないという事もあるかもしれませんね。
アップルからの正式な発表がありませんが、商標出願はされているようなので、待つしかありません。
それでもアップルカードは全世界で国際展開を示唆していますし、日本でも利用できるようになるでしょう。
来年のiPhone発売などに合わせて、もしかすると一緒に発表されるかもしれませんよね。
その日まで、米国での情報などを参考に、色々と予備知識を増やしておくのも良いと思います。
気長にアップルカードを待ちましょう!
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