クレジットカードのスキミングとは一体何？

クレジットカードを利用した犯罪が現代は急増しています。

その中でも”スキミング”と言う手口の犯罪が増えてきています。

スキミングはクレジットカードの情報データを盗み出し偽造カードを作って使用する悪質なものです。

今回はクレジットカードのスキミングとは一体何？などの情報を調査していきます。

スキミングとは？

最近よく耳にする”スキミング”。

しかし、その手口についてまでは広く知れ渡っている訳ではありません。

スキミングはクレジットカードの情報を不正に入手し、偽造カードを作って利用すると言う悪質な犯罪のことです。

カードの情報を盗むこの犯罪、カードそのものを盗む訳ではないので自分が被害に遭っているとは気付きにくく、高額な請求がきてはじめて判ると言う厄介な犯罪なのです。

では、どうやってカード情報を盗むのでしょうか。

それはクレジットカードについている磁気ストライプをスキマーと呼ばれる呼ばれ機械で不正に読み取るのです。

スキミングのタイミング

では、スキミングのタイミングはどんなタイミングでしょうか。

ATMに不正に取り付けられた装置及び小型カメラ

ATMのカード挿入口にスキミングの装置が付けられたり、利用者の手元を映す為の小型カメラを設置したりして盗み出します。

こうして不正に読み取ったカード情報は無線などでデータ送信し偽造カードを作ります。

成りすましで盗む

もっと単純な方法は店員や警察官などに成りすまして目の前で堂々とスキマーで情報を盗まれる場合もあります。

スキミング被害が出た初期の頃は最も多かった方法です。

海外でクレジットカードを使う場合は特に注意が必要です。

日本でも同じですが、店員が犯罪に手を染めているケースもあるので、カードの読み取りは目の前でさせましょう。

また、暗証番号を入力する際は見られないように注意しましょう。

空き巣で情報取り

もっと単純な手口の場合、空き巣での被害などが考えられます。

これは自宅だけではなく、ホテルで荷物を預けている際、葬儀の時、結婚式の時など様々なタイミングで盗み取られます。

これまでは何か盗まれればすぐに判ったものですが、スキミングはカードを探し出してスキマーで読み取れば、後はカードを戻してしまえば被害者は気付きません。

海外旅行中は最も危険

スキミング被害が最も多いのは海外旅行でのことのようです。

日本クレジット産業協会が調査したクレジットカードスキミング被害の発生率を見ると近年は特に増加の一途を辿っているようです。

出典：https://www.j-credit.or.jp/

平成26年間は海外被害の構成比が約70％前後にまでなっています。

スキミング被害に遭わないために

それではスキミング被害に遭わない方法はあるのでしょうか。

ですが、端的に言ってしまえば被害を100％防ぐ方法はありません。

しかし、気を付けることでその可能性を低くすることが出来ます。

まずはとにかく誰も信用しない事です。

店員だからと言って信じると大変な目に遭います。

次はとにかく自分が肌身離さず持っている事。

結婚式や葬儀に行った場合にもうっかり荷物に入れっぱなしにしておくと危険です。

ICチップ付のクレジットカードにする

従来の磁気ストライプタイプのクレジットカードではなく、ICチップ付クレジットカードを利用するとスキミングに強いので安心です。

最近は無条件にこのタイプのクレジットカードになってきているのですが、過去に発行されたクレジットカードにはICチップが付いていないものも存在しています。

手元にあるクレジットカードにICチップが付いていない場合は、カード会社に言ってICチップ付のカードに換えてもらう様にしましょう。

この場合、手数料が最高で2000円ほどかかる可能性がありますが、スキミング被害に遭わない為には安いものかも知れませんね。

カード更新が近い場合は、更新されるのを待つのも1つの手です。

まとめ

今回はクレジットカードのスキミングとは一体何？などの情報を調査しました。

スキミング被害は年々増え続けています。

国内では比較的少なくなってきているのですが、海外での被害が異常なほど増えており、被害総額はドンドン増加の一途にあります。

この事態を深刻に見てカード会社はICチップ付カード発行する様になりましたが、いずれはこのセキュリティも破られてしまうかも知れません。