クレジットカードのブラックリストと言う言葉を聞いた事がある人は多いと思います。
ブラックリストに全く関係なく人生を送る人もいれば、ブラックリストのせいでクレジットカードを作ったり、キャッシングが出来ない人も決して少なくありません。
ですが、このブラックリスト一生ついて回るのでしょうか?
今回はクレジットカードのブラックリストの期間は?いつまでブラックなの?などの情報を調査していきます。
クレジットカードのブラックリストとは?
クレジットカードやキャッシングなどのブラックリストとはなんでしょうか。
これは返済が遅れたり、返済をしないなどの金融事故を起こした人のリストです。
実際にリストがあるわけではなく、情報として共有されているものをこう呼ぶようになったようです。
ブラックリストにのってしまうとクレジットカードは作りにくくなります。
ブラックリストにのっても審査が通らないのではなく、それぞれの会社の基準で稀に審査に通ることはありますが、ほぼ通らないと思った方が正解です。
ブラックリストと勘違い?
返済の遅れがブラックリストにのる条件の1つだと誤解されていますが、飽くまで長期の返済遅延があった場合に限ります。
わずかの遅れであればブラックリストにのるほどではありません。
よく3ケ月連続で返済遅延があるとブラック入りなどと言われていますが、毎回の返済が遅れていると言う事ではなく、3ケ月の間に1度も返済を行っていない場合にブラック入りします。
と言うのも、クレジットカードもキャッシングも各種ローンも「61日以上」遅延すると金融事故として扱われるからです。
ですので、数回遅延があっても事故として扱われることはありません。
事故情報はどういったものがある?
では、事故情報とはどんな」ものでしょうか。
(1) 借主の「延滞の事実」
(2) 弁護士・司法書士による「債務整理」が始まった事実
(3) 借主に代わって保証会社が「代位弁済」した事実
(4) 「破産」、「個人再生」、「特定調停」の事実
と4種類の項目があります。
指定信用情報機関とは?
指定信用情報機関とは一体どんなものなのでしょうか。
これは信用情報を提供する組織の事を指しています。
現在、代表的な機関は次の3組織になります。
1、日本信用情報機構(JICC)
2、株式会社シー・アイ・シー(CIC)
3、全国銀行個人情報信用センター(全銀協)
※( )内は略名
などになります。
信用情報はJICCとCICで共有されており、銀行系である全銀協だけは共有されていないと言われています。
とは言え、JICCとCICで全情報が共有されているかと言うと、全てがそうだとは言い切れません。
ちなみに信用情報は金額の大きさではなく、延滞の長さや質によって変わります。
つまり、1円でも100万円でも61日以上の遅延があれば等しくブラックリスト入りと言う事になります。
えっ?!これでもブラックリストにのる!?
ブラックリストで良く勘違いをされやすいのは、クレジットカードやキャッシング、ローンだけが信用情報の対象になるわけではありません。
実は携帯代金の遅延でも携帯電話本体が分割になっている場合、同じく61日以上の遅延で金融事故として扱われます。
携帯の場合、機種代実質0円と謳っているため、ついつい携帯電話そのものの料金が分割になっていると言う事を忘れてしまいがちです。
しかし、これを延滞してしまうと皮肉なことに次回に機種変更しようとしても分割が通らず、最初に一括で支払わないといけなくなったりします。
クレジットカードのブラックリストの期間とは?
では、ブラックリストにのってしまうと一生消えないのでしょうか。
実はそうではありません。
債権の種類によって2年~10年で時効となります。
時 効 時 期 | 種 類 |
2年後 | 売掛金、給料 |
3年後 | 請負代金、慰謝料、損害賠償 |
5年後 | クレジットカード、キャッシング、ローン、家賃、地代、退職金 |
10年後 | 裁判所の判決で確定したもの(破産宣告、個人再生、債務整理など) |
ちなみに時効に関しては正しい手続きをしないと成立しません。
ただ時間が経過したから時効でブラックリストが消えると言う訳ではないのです。
個人では中々難しいこともあるので、弁護士や司法書士などに依頼して手続きをしてもらうようにした方が良いでしょう。
また、裁判所への訴えで判決が判決が出た債権については、判決が成立した日から数えて10年後と言う事になりますので、数え間違いのないように注意が必要です。
まとめ
今回はクレジットカードのブラックリストの期間とは?などの情報を調査しました。
クレジットカードのブラックリストと言う言葉を聞いた事がある人は多いと思います。
誰もが関係のある話とは言えませんが、意外にブラックリストにのってしまったと言う人は少なくありません。
今は大丈夫でも、返済不能に陥っていつ自分もブラックリスト入りするか判らないのでここでご紹介した話を覚えておいて損はないでしょう。
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