現代生活には無くてはならないものになっているクレジットカード。
しかし、未だにクレジットカードを導入していないお店があります。
そして、その傾向は飲食店に非常に多く見受けられるようです。
今回はクレジットカードは飲食店で使える?メリットはある?などの情報を調査していきます。
クレジットカードは飲食店で使える?
ネットショッピングなどが流行っている昨今、クレジットカードやネットマネーなどは必須アイテムになっています。
ですが、未だにかなり多くの店がクレジットカードを導入していません。
その中でも飲食店はダントツに多いと言えるでしょう。
飲食店の商品は全て安価である為に手数料が発生するカード払いを避けているようです。
特に価格競争が激しくなっている現代では、その傾向がより強くなっていると言えます。
一時期は逆にステータスの為にもカード導入の店が少なくなかったのが、現在は正に”実”を取ると言った世相になってきているようです。
個人経営店と大手チェーン店の違い
こういう事態が何故起きるのかと言うと、飲食店には個人経営店が多いからです。
個人経営の場合、大手チェーンと比較すると大量購入で材料費を安価に抑えることが出来、個人経営とは原価で大きな差が出ます。
しかし、だからと言って個人経営店だけ高額にすると大手チェーン店には勝てません。
それ故に「純粋な利益」が少なく、その上にクレジットカード使用手数料を取られるのは大きな痛手になるのです。
クレジットカード会社にもよりますが、大抵はクレジット1回につき5%の手数料を店側が払わなければなりません。
少ない利益の中ではそれが死活問題になります。
大手チェーンの場合は使える?
そうした理由から考えると、大手チェーン店では軒並みクレジットカードが使えるのでしょうか?
その答えは「ノー」です。
大手の飲食店チェーンであっても限界まで価格を下げているようなところでは使えません。
また、大手チェーン店の場合、テナントとして大型ショッピングモールなどに入っている場合は使えないと言った事も出てくるようです。
テナントの場合、路面店などとは違い、テナント料が発生する為クレジットカード使用で更に5%も引かれると利益を大きく損ねてしまいます。
大手チェーンでもこのように条件などによっては使えるところと使えないところが分かれるようです。
時間帯で使用の有無が変化?!
そんな飲食店でも、時間帯によって使えたり、使えなかったりするところもあります。
そういう飲食店で使えない時間と言うのはランチタイムの時です。
ランチと言うのは、お店側にとっては飽くまで「サービス商品」なのです。
これは昔から同じでディナータイムに集客し、利益を上げたいが為にランチを出しているのです。
それ故にランチと言うものは利益を出すものではないと言う考え方が主流になっていると言う訳です。
また、忙しい時間帯に現金払い以外を扱うと回転率にも影響すると考えられています。
その為、時間帯によっては使えたり、使えなかったりする飲食店が存在している訳です。
店側にとってはメリットなし!?
この様に飲食店に限らず、クレジットカードは店側には何の利益ももたらしません。
クレジットカードがここまでポピュラーではなかった時代ではクレジットカードが使えるお店と言うだけでステータスになったのですが、今はそのメリットも全くないと言えます。
また、飲食店のようなところでは仕入れは基本的に現金での取引ですので、クレジット決済で支払われると1ヶ月近くのタイムラグが出来てしまうこともあります。
これは月の収支を見ていく上で非常に不便です。
更に、「入金がないのに支払いをする」と事態になると、ある程度のプール金や余力がないと経営状態が苦しくなってきます。
ユーザーにとっては善し悪し
ではユーザーにとってはどうなのでしょうか。
ユーザー側としてはポイントが付くカードであれば、当然使いたいところです。
また、現金が不足している時や金欠時にクレジットカードがあると助かります。
ですが、ユーザー側にもデメリットはあります。
クレジットカードの場合、分割やリボ払いにするとユーザーも金利手数料が取られます。
一括や2回払いなどは手数料はかかりません。
こうして見ていくと、分割払いやリボ払いでは店側もユーザー側も損をするだけでクレジットカード会社だけが儲かる仕組みになっていると言えますね。
まとめ
今回はクレジットカードは飲食店で使える?メリットはある?などの情報を調査しました。
クレジットカード登録店は手数料を取られることが判りました。
その為、飲食店のような単価の低いところでは導入していないケースが増えてきたようです。
また、大手飲食チェーン店でもクレジットカードが使えないところが少なくないと言うことも判りました。
こうしたことを念頭に入れて最低限の現金は持ち歩くようにした方が良さそうですね。
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