新型コロナで明暗を分けたクレジットカードとは?

新型コロナウイルス感染拡大により、日本のみならず、世界的に経済は破綻しています。

2008年のリーマンショックを超える衝撃が起きていますが、今後どうなるのかは不安ですよね。

そんな中、クレジットカード業界も影響は深刻で、これからキャッシュレス化を進めようとしている事業者も大変な用です。

今回はこのコロナウイルス感染拡大によって、どのクレジットカードが影響を受けたのか?

色々と調べてご紹介していきます。

機能不全に陥る航空系カード

一番影響を受けているのは、航空系カード、マイレージカードと言えるでしょう。

それに国際ブランドカードの一部といえます。

いずれも、これまで海外旅行や出張に強いことを、売りにしてきた優良カードですね。

しかし、新型コロナウイルス感染対策として、各国をまたいでの移動や旅行を厳しく禁じられています。

その結果国際線の航空会社が最もダメージを受けている状況です。

世界数十カ国をカバーするといっても、今はほとんどが入国禁止である以上、航空会社が発行するカードやそのマイレージが貯まるカードは、ほとんど機能不全に陥っていて、持っていても役に立たないのが現状です。

加えて、世界中どこでも使えるという凡用性を強調した国際ブランドのカードもまた、海外に行く機会が無くなった今、急速に価値を下げているといえますね。

日本で言えば、世界に路線があり、両者とも便数を大幅に減らしているANAとJALが発行する「ANAカード」と「JALカード」

ANAの場合は各カード会社が発行元になっていて、プラチナカードやゴールドカードを沢山出していますが、アフィリエイト広告も停止され、新規入会者も激減しています。

ただ、ANAとJALは新型コロナ対策として、感染期間中(ANAは3月末~来年2月末まで、JALは2月末~来年7月末まで)に有効期限の切れるマイルについて、1年間延長する対応を発表しました。

ANA はそのまま自動延長、JALは有効期限1年間のeJALポイントを別途提供すると言うことです。

アメックスも非常事態!?

世界的に有名なT&Eカード(トラベル&エンターテインメントカード)である「アメリカン・エクスプレス」も甚大な被害を被っているカードと言えます。

同社は航空券からホテルの予約に至るまで、世界中の旅行と出張を引き受けてきました。

しかしその長所が裏目になっているのが現状ですね。

同社のニューヨーク本部は世界の支社に対して「非常事態宣言」を勧告広告の出稿停止をするなど、すでに臨戦態勢に入っています。

また「ダイナースカード」も今年60周年を祝う予定がありましたが、コロナ騒ぎで地味なものになりそうです。

このように、これまで華々しかった地位を維持し、憧れの的だったクレジットカードが軒並み大きなダメージを受けています。

ただし、航空系カードとアメックスなどの富裕層向けカードは、国の基軸カードとも言える存在です。

今は世界のネットワークの断絶で、金縛りの状態ですが、コロナ感染の終息が見えれば、そして飛行機が順調に飛ぶようになれば立ち直るのだと信じたいですね。

コロナの影響が無いカードとは?

このコロナの影響による引きこもりの時代に、ネット通販の会社にとってはむしろ追い風で、稼ぎ時でもあります。

楽天市場の「楽天カード」や「Amazonカード」「Yahoo!カード」も取扱高を増やすと見られます。

そして、何よりも注目したいのが「ラグジュエリーカード」ですね。

こちらは、アメックス、ダイナースクラブと並ぶ上級カードになります。

外出自粛が続く現状を好機とみて、新しいコロナ対応サービスを開始しています。

そのメニューは三つです。

  1. 「エンタメ」dTVが最大4ヶ月見放題
  2. 「ヘルス」ヨガサイト「Yoga Today」が3ヶ月無料
  3. 「グルメ」プレミアムワイン/ワインセットを用意

「dTV」はNTTドコモが提供する月額制の映像配信サービス。国内外の映画・ドラマ・アニメ・ライブ映像・音楽などがスマホ・PC・テレビで見られます。

月額500円(税抜)がかかりますがラグジュエリーカードでは、ランク毎に、Titaniu Card会員は2ヶ月間、ブラックカード、ゴールドカード会員は4ヶ月間無料で視聴できる。

また、自宅で世がレッスンが受けられるサービスもあります。

視聴できるのは、米国で人気のオンラインヨガサイト「Yoga Today」。

通常3ヶ月で月45ドルのところ、カード会員は3ヶ月間無料で全種類のレッスンが利用できる。

3つめは、会員限定でプレミアムワイン/ワインセットを用意。専門家が厳選したプレミアムワイン/ワインセットがオンラインで特別価格で購入できます。

お得なサービスが続々と!

他にも大手銀行系カードがふるさと納税でポイントを優遇するサービスを始めています。

コロナ感染拡大にともない、返礼品のカニの特産品やマスクなどを求めて、ふるさと納税への関心も高まっているのは注目したいですね。

また、スーパーのイオンはシルバー層が午後2時から3時の間に買い物しやすくなるように、専用レジを設けるなどしていますし、イオンの発光するシニア向けのカード「GGカード」を優遇するプランもあります。

こういった新しいサービスがこの1ヶ月ぐらいでどんどんと出てきています。

これらのサービスの中から、次の時代を作る新しいビジネスが生まれる可能性もありますよね。

この大変な時代だからこそ、色々なサービスにも期待したいです。

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