クレジットカードで使えるタッチ決済とは？メリットも紹介！

消費増税とキャッシュレス還元事業がスタートして、かなり時間が経ちましたが、やっとキャッシュレス決済も身近になってきた気がします。

キャッシュレス決裁還元事業がスタートする前の支払い方は、高額決裁とネット決済はクレジットカードで、小額の支払いは現金と分けていた人も多いでしょうが、今はほとんどキャッシュレス決裁という人も増えたのではないでしょうか？

そんなキャッシュレス決裁方法に「タッチ決裁」が加わりました。

このタッチ決裁とはなんでしょうか？またメリットもあるのか？

まとめてご紹介していきましょう。

タッチ決裁とは？

「タッチ決裁」とは、クレジットカードやデビットカードでの支払いを専用端末にかざすだけで決裁ができるサービスです。

利用方法としては、Suicaや楽天Edy、nanacoといった電子マネーのように、専用端末にかざして決裁する方法と同じですが、これらは日本国内で普及しているFeliCa規格で、QUICPayもこの方式で決裁をします。

従来のクレジットカードの決済方法は、専用端末にカードを差し込んだり、スキャンして暗証番号（PIN)を入力したり、サインする方式でしたが、「タッチ決裁」はカードをかざすだけで決裁が可能になり、暗証番号入力やサイン不要で、スムーズに決済することができます。

但し、一定額を超える決裁については、暗証番号入力やサインをする必要もあるので注意しましょう。

タッチ決裁のメリットとは？

「タッチ決裁」のメリットは、専用の端末にかざすだけで決裁ができる事です。

つまり、レジでもたつくこともなく、スマートに会計を済ますことができるので、時短に繋がりますし、レジの混雑解消にもなります。

これは大きなメリットですよね。

たとえば、最近利用者を増やしているQRコード決裁の場合は、新しいサービスの為利用できるお店が限られていること。

支払時に「QRコードもしくはバーコードを読み込んでもらう」「金額を入力して店員産に確認をしてもらってから決裁をする」といった一手間がかかりますし、お店の通信環境によっては、決さし画面に進めないというエラーが出ることもあります。

QRコードよりも使いやすいのがクレジットカードの「タッチ決裁」と言えるでしょう。今後普及していくのではないでしょうか？

タッチ決裁に対応しているカードは？

どのカードが「タッチ決裁」に対応しているかと言えば、扇状のマークが目印で、Visa pay wave記載されているものもあります。

同じタッチをして決裁を染ますが、こちらは世界各国で普及しているTypeA/B規格で、FeliCa規格とは異なる決裁方法です。

今後、タッチ決裁に対応しているカードは増えていくでしょうね。それは間違いありません。

タッチ決裁と他の電子マネーとの違いは？

「タッチ決裁」と一般的に利用されている電子マネーとの大きな違いは、国内だけでなく、海外でも利用することができる事です。

海外では既にキャッシュレス決裁が主流となっていますから、その点、日本は遅れているといえますね。

基本的にタッチ決裁と電子マネーは使い方としては変わりませんよね。

しかし、真価を発揮するのは海外での利用だと思います。

VISAのタッチ決裁は、海外規格のNFC Payなので、アメリカやヨーロッパを始め、世界約200の国と地域の加盟点で利用できます。

海外旅行のお供に是非持って行きたいカードですね。

タッチ決裁が利用できるお店は？

「タッチ決裁」が利用できる主な国内のお店は、「TSUTAYA」「LAWSON」「文教堂」「マクドナルド」などで利用できます。

最近ですとイオンも対応可能になりました。

お店によっては「タッチ決裁」ができても、決裁したいクレジットカードのブランドの取扱をしていない場合もあるので、確認をしましょう。

そして「タッチ決裁」はVISA以外の国際ブランドでも採用しています。

また対応している端末であれば、スマホなどでも同様にタッチ決裁を利用する事ができます。

各ブランドとサービスの名称、Apple PayとGooglePayの対応を表にしましたので、ご覧下さい。

ブランド	サービスの名称	Apple Pay	GooglePay
VISA	VisapayWave	×	〇
Mastercard	Mastercardコンタクトレス	〇	〇
JCB	JCB Contactless	〇	〇
AMERICAN EXPRESS	American Express Contactless	〇	×

タッチレス決裁は、カードだけではなく、端末に依存するタッチ決裁サービスにも対応しています。

Apple Payは、Apple Payに対応したスマホやApplewatchなどで利用する事が出来ますし、GooglePayは「おサイフケータイ」に対応した端末で利用する事が出来ます。

Apple Pay、GooglePayともに、クレジット決裁とQUICPay決裁のどちらかを選ぶ必要があるので、支払いをするときにクレジットかQUICPay払いかを伝えると、会計がスムーズになります。

また、GooglePayを利用する場合は、端末のロックを解除してからタッチしましょう。

セキュリティ面も安全！

気になるセキュリティですが、「タッチ決裁」は決済時にスタッフにカードを渡す必要が無いので、故意にカード情報が抜き取られる「スキミング」のリスクが減ります。

そしてどのサービスもそれぞれ独自の規格を採用し、世界基準のセキュリティを採用している野で、高度なセキュリティで守られます。

万が一、不正利用が起こった場合でも、通常のクレジット払いと同様に補償の対象となりますので、安心ですね。

「タッチ決裁」で日常の買物がますます楽になり、そしてスピーディーになる日は、そう遠くありません。

所有しているクレジットカードやデビットカードをチェックして、切り替えが可能であれば「タッチ決裁」対応のカードに切り替えて、日々の買物に便利に利用するのをオススメします。