クレジットカードといえば、海外旅行には外せない必須アイテムですよね。
たくさんの現金を持ち歩くと、盗難や紛失のリスクがありますが、クレジットカードならお手軽にショッピングを楽しめます。
オーストラリアでも現金の授受をしないキャッシュレスの流れに拍車がかかっています。
今回はオーストラリアでのクレジットカード事情に付いてご紹介しましょう。
国例ブランドの利用の可否
オーストラリアで使えるカードは日本で使えるものと同じなのかどうかは気になりますよね。
日本では使えるけどオーストラリアでは使えないカードなどあるのでしょうか?
基本的には日本で使える5大国際ブランドであるVISAカード・マスターカード・AMEXカード・JCBカード・Diners Clubカードは、オーストラリア国内でも利用可能です。
但し利用可能店舗世界第1位のVISAカード、第2位のマスターカードは屋台や路線バス車内などを除くほとんどの店舗で利用出来ますが、日本発の国際ブランドJCBカードや、Diners Clubカードは、オーストラリア内では利用出来る店舗が限られますので注意してください。
また、AMEXカードやJCBカードはクレジットカードの決済手数料がかかる事が多いようですね。
クレジットカードの決済手数料
オーストラリアのオンラインサイトを見ると「クレジットカード手数料」という言葉がでてきます。
オーストラリアではクレジットを利用する時に費用がかかる場合もあるという事ですね。
先程も書きましたが、VISAやマスターカードを使用するときには手素料が掛からない事が多いですが、他のクレジットカードの場合は使用する際に2.5%~3.5%のクレジットカード手数料がかかることが多いと言うこと。
日本では国際ブランド各社やカード発行会社が提示する「加盟店規約」により、クレジットカードの決済手数料は店舗側が負担するように定められています。
しかし、オーストラリアはsurchare(サーチャージ)と呼ばれるクレジットカード手数料を客側に請求しても良いという法律があるので、この手数料が代金に上乗せされることが多いんです。
ただし、高額な決済手数料を請求することは禁じられておりますので、安心してください。
「一括払い」「リボ払い」「回数指定」
オーストラリアでクレジットカードを使用するときも、リボ払いや支払い回数指定ができるのでしょうか?
日本ではクレジットカードの決済時に「一括払い」「リボ払い」「回数指定」などを選択できますが、オーストラリアでは支払い回数を選択するという概念がありませんので、基本的に「一括払い」になりますよ。
クレジットカード会社により月末で利用額が締められ、翌月の15日前後に指定の銀行口座より引落しされるのが一般的です。
「署名」それとも「暗証番号」?
クレジットカードの裏面に署名を感じ署名している人も多いのではないでしょうか?
オーストラリアではそのまま使えるのかも疑問ですよね。
こちらですが、オーストラリアでは署名による本人確認、支払承認は安全上の理由により既に廃止になっています。
クレジットカードを利用する場合には4桁のPINナンバー(暗証番号)が必要になるので、渡航前に必ず再確認しておきましょう。
また、オーストラリアではタッチ決済も普及しています。
クレジットカードの中でも特に利用可能店舗数が多い、VISAカードのpayWaveやMasterカードのPayPassなどNFC規格(非接触型対応決済)のクレジットカードを利用することをオススメしますよ。
タッチ決済ならば、小額の支払いでPINナンバーの入力が必要ないケースがほとんどで便利に使えます。
スマホ決済システム
日本ではスマホのアプリで支払いが出来ますが、オーストラリアではどうなのでしょうか?
オーストラリアでは大手スーパーなどで、Google Pay、Apple Pay、Samsung Payなどが利用出来るようになっていますよ。
クレジットカードとチップ
オーストラリアでは元々チップの習慣がありませんでしたが、近年都市部の高級レストランなどで特別なサービスや、そのおもてなしに感銘を受けた時には、サービスしてくれたスタッフに料金の10%程度をチップとして支払う事が慣例化してきています。
会計時、請求明細の用紙にチップの額を記入する欄を設けている場合もありますよ。
必ず払わなければならないものではありませんが、食事を楽しむ事ができたと接客スタッフへの評価として心ばかりのチップを書き入れるのは、スマートなマナーといえます。
クレジットカードによるタッチ決済の場合、このチップを含んだ金額がクレジット決済端末に表示されるので、金額を確認して、決済を済ませましょう。
公共交通機関とクレジットカード
オーストラリアでは従来、路線バスではクレジットカードが利用できず、事前にプリペイド式の乗車カードを購入しておく必要がありましたが、2017年から電車やバス、フェリーなどの公共交通機関でタッチ決済を利用したクレジットカードの乗車が試験的に開始されました。
2019年には正式に使用が可能になったので、都市部から徐々にタッチ式決済への移行が宇済んでいるのが現状です。
クレジットカードのメリット
オーストラリアではクレジットカードが身分証明の役割を果たすという事。
日本では運転免許証やパスポートしか身分証明として使えませんが、オーストラリアでは簡易的な身分照会の場合、クレジットカードで身分証明することが可能です。
また、海外旅行といえば海外旅行保険への加入は忘れはいけないポイントですが、クレジットカードの多くは海外旅行保険が自動附帯されています。
補償対象補償金額はクレジットカードによって異なるので事前の確認は必要ですが、旅行の度に海外旅行保険に加入し直すという煩わしい手続きから解放されますよ。
万が一、海外旅行保険の事を忘れていたとしても安心です。
まとめ
日本とオーストラリアのクレジットカード事情に付いてご紹介しました。
日本と比較してそれほど変わりはありませんが、手数料がかかると言うことは覚えておきましょう。
また、クレジットカードは1枚では無く複数枚用意しておく方が良いですね。
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