アメリカのクレジットカード事情は日本と違う?海外旅行の基礎知識を紹介!

旅行や出張でアメリカへ行くって時に重要なのがクレジットカードになります。

できれば1枚ではなく、2枚以上の持参が理想的と言われていますよ。

しかし、日本国内で便利なカードが海外でも同様に使えるとは限りません。

それではアメリカではどんなクレジットカードがオススメなのでしょうか?

今回はアメリカで利用するのに最適なクレジットカードのご紹介と、基礎知識をご紹介します。

アメリカのクレジットカード事情は?

日本でも昔よりは随分とキャッシュレス化が進んだような気がしますよね。

しかし海外と比較すると、日本はこの分野に於いてまだまだ後進国と言えるでしょう。

特にアメリカは言わずとしれたカード先進国なので、たとえ、これまで一度もカードを作った事が無い人でも、クレジットカードなしのアメリカ旅行は考えられませんよ。

アメリカ全土のクレジット決済総額は桁違い?

アメリカ国内では、どのくらいクレジットカードが利用されているのでしょうか?

ちょっと古いですが2016年の各国の統計をまとめている表をご紹介します。

2016年度の統計 カードショッピング総額 前年比
アメリカ 5兆1430億ドル=およそ565兆円 7.4%
日本 およそ53兆円 8.2%

この表を見ると、アメリカと日本のカード利用総額は年々伸びてますが、両者の利用額は一桁の差があることが分かりますね。

アメリカではデビットカードがクレジットカードと同じぐらい普及してる!

アメリカではクレジットカードと並んで、デビットカードもよく利用されています。

これが日本との大きな違いですよね。

デビットカードはクレジットカードのような後払い方式ではなく、直接銀行口座から引き落とされる即時決済型になります。

堅実かつ安全ということで、アメリカ国内では非常に人気の高い決済手段の一つですね。

このデビットカードの利用総額も、アメリカではクレジットカードの利用総額とほぼ匹敵する金額になります。

クレジットカードとデビットカードの利用額を合算しただけでも、アメリカのキャッシュレス化のレベルが日本とは比べものにならないことがよく分かるでしょう。

コーヒー一杯でもクレジットカード決済が出来る!

アメリカでは日本よりもずっとキャッシュレス化が進んでいるので、クレジットカード対応のお店が多く、少額決済にも現金を使わないのが普通です。

日本ではコーヒー1杯でクレジットカードを利用する事は少ないですよね。

最近なら電子マネーなどを利用する場合も増えたと思いますが、クレジットカードを利用する人は少ないでしょう。

しかし、アメリカでは遠慮しながらクレジットカードを出す必要はありません。

コーヒーでもコーラ1本でも堂々とクレジット決済しましょうね。

アメリカではカードを直接差し込むタイプの券売機なども普及していて、日本では考えられないような所にもキャッシュレス化が及んでいますよ。

アメリカではカードが無いと困るという場面が日本よりもずっと多いと思っておきましょう。

クレジットカードを持っていれば信用される!

アメリカのようなカード社会では、クレジットカードの利用履歴、つまりクレジットヒストリーがとても重要視されます。

個人のクレジットヒストリーがSNN(ソーシャルセキュリティナンバー・日本の戸籍のようなもの)の下に管理されているという事ですよ。

アメリカではこのクレジットヒストリーを元にクレジットスコアが決まり、その点数がローン契約や入居時の審査にダイレクトに影響するということ。

アメリカでは医療費や養育費の支払い状況も、クレジットスコアを左右するので、その重要度は日本国内に於ける個人信用情報とは比べものになりません。

つまり、旅行する時でもクレジットカードを持っていればアメリカで信用されるし、その効果は日本以上ということですよ!

アメリカで利用されているクレジットカードは?

アメリカ旅行にはどのブランドのクレジットカードを持って行けば良いのでしょうか?

日本国内で使われているカードなら、どのブランドでもアメリカで利用可能ですよ。

ただし、シェアには差があり、中には使いにくいブランドもありますね。

海外のブランドシェア率は以下のようになっています。

  • 1位:VISA
  • 2位:MasterCard
  • 3位:American Express
  • 4位:JCB.Diners Club

日本で利用すると便利なJCBは海外でのシェア率は低いので、あまりオススメしませんね。

JCBカードを持って行くなら、アメリカ旅行にはVISAブランドとの2枚持ちがオススメです。

アメリカにクレジットカードは必携!旅行者のための基礎知識を紹介!

アメリカ人とクレジットカードは切っても切れない関係ですが、アメリカを訪れる旅行者にとってもクレジットカードはなくてはならない存在ですよ。

次に旅行者視点からクレジットカードの利点を見ていきましょう。

クレジットカードの効能は利便性だけではない!

アメリカのカード事情からも分かりますが、クレジットカードのメリットは決して利便性だけではありません。

クレジットカードを所有している旅行者は、以下の3つの点においても有利になります。

  • 信用を保証してくれる
  • 犯罪に強い
  • 付帯サービスを利用出来る

以下順をおって説明しましょう。

ホテルのチェックインもカードの信用でスムーズ!

見知らぬ土地を訪れる人にとって、信用を保証してくれるものがあるとないとでは、大違いですよね。

旅行者に対しても、クレジットカードは様々な場面で信用を保証してくれます。

その利用先の一つがホテルです。

アメリカに限らず海外のホテルでは、必ずチェックインの際にデポジット(保証金)を支払う必要があります。

もしもアメリカでクレジットカードを持たずにホテルに泊まろうとすれば、フロントで100ドル~500ドルの現金を要求されるでしょう。

しかし、クレジットカードを持っていれば、カードを提示するだけでスムーズにチェックインできますね。

つまりカード会社の信用によって、ホテルから信用されているということ。

クレジットカードを提示した場合もデポジット代金が引き落とされますが、これは後日返金されるので安心してくださいね。

レンタカーはクレジットカードが無いと借りられない!

アメリカでレンタカーを借りるには、必ずクレジットカードが必要になります。

他に、日本の免許証、国際免許証、パスポートも必要になりますよ。

買物にクレジットカード+パスポートが必要な場合がある!

普通にお店でショッピングをする時にも、アメリカではポスポートを持っていないとクレジットカードが使えない場合もあります。

アメリカ国民でもクレジットカードの利用時にはID(身分証明書)の提示を求められるので、特に旅行者だからといって疑われている訳ではありませんよ。

アメリカでは不正使用が多いので、そのカードが本当にその人の物なのかをその場で確認サテイルということ。

アメリカ滞在中はクレジットカードとパスポートは常に携行しましょう。

カードは置き引きや引ったくりの被害にも強い!

クレジットカードは盗難などの被害も最小限にしてくれます。

もしも盗難に遭って大金を失ってしまったとしたら、おそらく旅行の継続すら難しくなるでしょう。

しかし盗まれたのがクレジットカードなら、そのカード会社に通報すればすぐにカード利用をストップしてもらえますし、その後は現地でカードの再発行も可能です。

またクレジットカードには盗難保証がついているので、万が一不正使用されたとしてもあなたが実害を被ることはありません。

旅行先で現金を持ち歩くよりも、クレジットカードの方がずっと安全ですね。

旅行保険など付帯サービスが使える!

クレジットカードには以下のように旅行に役立つ特典持ついてきます。

カードを持っていればアメリカ旅行がより便利でお得になりますよ。

カード付帯サービス 説明
海外旅行傷害保険 旅先での医療費などを補償
ショッピング保険 購入品の損害を補償
空港ラウンジサービス 国内や海外の空港ラウンジが使える
予行予約サイトなどの優待 パッケージツアーなどが割安になる
海外デスク 日本語対応の現地サポート

特典内容はクレジットカードにより異なりますが、一般的に年会費の高いカードほどサービス内容は豊富ですね。

保険加入は必須!アメリカの医療費は高額!

クレジットカード付帯サービスの中でも、アメリカ旅行で特に欠かせないのが海外旅行傷害保険です。

アメリカは医療費が高額なので、絶対につけて置いて損はないですよ。

ちょっとお腹の調子が悪くなっただけでも、ニューヨークで治療を受ければ数万円以上請求されます。

あらに症状が重くなると数百万円以上を請求されることもあるので、注意が必要です。

例えば以下のようなトラブルの事例があるので見て下さい。

トラブル事例 診断結果・補償対象 保険金
心不全の発作 緊急搬送・15日間の入院

家族が渡米・チャーター機で医療搬送

3,588万円
ハイキング中の滑落 腰椎骨折・緊急搬送

10日間の入院

2,890万円
自動車事故 頸椎骨折・胸椎圧迫骨折など

緊急搬送・三日間入院

645万円
腹痛 虫垂炎で手術三日間入院

家族が渡米

528万円
下痢・嘔吐 急性大腸炎で緊急搬送3日間入院 506万円

いかがでしょうか?

支払われる保険金がこれほど高額になるのは、医療搬送に掛かる費用や、日本から駆け付けた家族の交通費や滞在費に対しても補償がおりるためです。

そのためクレジットカードは海外旅行損害保険が付帯されている物を選びましょう。

1枚のクレジットカードの付帯保険の補償内容を、複数のカードで強化することもできるので、2枚3枚持つのがオススメですよ。

まとめ

アメリカに於けるクレジットカードの重要性と、旅行するさいの基礎知識をご紹介しました。

日本に居るときよりも、クレジットカードはとても便利に使えますし、無いと困りますよ。

現金よりも安全に使う事ができ、信用を勝ち取るためにもクレジットカードは必須です。

また、海外旅行の保険という意味でも、複数枚のクレジットカードを用意していきましょうね。

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