キャッシュカードで支払うときに一括払いが一般的だと思います。
しかしリボ払いというのもありますよね。
言葉として聴く事はありますが、いったい「リボ払い」とはどういうものでしょうか?
危険だからって言うのも聞く話ですが、実際何がどうして危険なのかを知らない人も多いのでは?
今回は支払いが終わらないリボ払い地獄とは?
そしてリボ払いの仕組みについてご紹介していきます。
リボ払いとはどういうもの?仕組みを調査!
最近は、ポイントを貯めるために、さまざまな支払いをクレジットカードに集約している人も多いでしょう。
クレジットカードには「一括払い」「ボーナス払い」「分割払い」「リボ払い」などの返済方法があります。
この中で、一括払いとボーナス払いは金利手数料がかかりません。
ただし、高額な電化製品などをクレジットカードで購入した場合、一度に返済は難しいため、分割払いやリボ払いなどを利用する事も多いのではないでしょうか?
で、リボ払いですが、詳しく知ってますか?
リボ払いはリボルビング払いの略で、欧米で一般的に利用されているクレジットカードの支払い方法です。
日本でもリボ払いをする人が増えていますが、リボ払いの仕組みは毎月の支払額を一定の金額に固定して、金利と共に返済していくという事です。
また、リボ払いは支払金額を自分で設定することが可能です。
「つい使いすぎてしまった」「突然大きな出費があった」と言うときに、月単位で使用した金額が増えても、リボ払いなら毎月の支払金額が変わることはありません。
ただ、リボ払いによる支払いは、実際に使用した金額の残高がなくなるまで続きます。
毎月の支払金額を小額に設定すると、支払い回数が増え、それに応じて手数料が上がっていくので注意が必要です。
リボ払いは利用残高が多いほど利息で損をする!
リボ払いの特徴は、毎月一定の支払額を支払うと言う方法です。
金利手数料は利用残高に応じて発生します。
ちなみに毎月支払う金利手数料の計算式は以下の様になっています。
- 利用残高(元本)×手数料率÷365日×30日(支払い扞格が30日の場合)
分割払いは、最初に支払い回数を決めるため、買物が重なった時に、1ヶ月当たりの支払額が増えることになります。
しかしリボ払いは、最初に毎月の支払金額を決めるため、買物が重なった場合でも1ヶ月当たりの支払金額は増えません。
この「毎月の支払額が変わらない」というのはメリットで、リボ払いを選択する人も多いのですが、毎月の支払額が一定というのが、リボ払いの「落とし穴」といえます。
もし1ヶ月当たりの支払額を抑えた金額にしていると、リボ払いで買物をする度に利用金額が増え、なかなか減っていきません。
金利手数料は使った文意ではなく、利用残高に対してかかるため、利息相当分も高くなって損をしてしまいます。
つまり、買物や様々な支払いをクレジットカードに集中させていると、利用残高はいつまで経っても減らず、高い金利手数料の支払いがずっと続くリボ払い地獄が待っていると言えるでしょう。
支払い期間の終わりが見えない・・
リボ払いを利用していると、利用残高や支払い方法はどのようになっていくのでしょうか?
具体例をだして説明していきましょう。
- 例:毎月の支払額1万円のリボ払いを選択し、継続してリボ針での買物を行う場合
5月 | 利用残高3万円 | 返済額1万円+(利用残高×金利手数料) |
6月 | 利用残高2万円+買物1万円 | 返済額1万円+(利用残高×金利手数料) |
7月 | 利用残高3万円 | 返済額1万円+(利用残高×金利手数料) |
8月 | 利用残高2万円+買物10万円 | 返済額1万円+(利用残高×金利手数料) |
9月 | 利用残高11万円 | 返済額1万円+(利用残高×金利手数料) |
10月 | 利用残高10万円+買物5万円 | 返済額1万円+(利用残高×金利手数料) |
11月 | 利用残高14万円 | 返済額1万円+(利用残高×金利手数料) |
上記の様に、クレジットカードを利用する毎に利用残高が増えていくため、どの買物に対して支払いが済んでいるのかを把握するのが難しい状態なのが分かりますね。
そして、利用残高が増えるほど金利手数料がかさむため、返済総額が増えていき、元本部分の返済がなかなかできず、金利手数料ばかりを支払うという事態になってしまいます。
リボ払いの2つの支払い方法とデメリットは?
リボ払いの支払い方法には「定額方式」「残高スライド方式」があります。
まず定額方式ですが、支払残高がいくらでも、毎月支払う元本の返済額が変わらないというものです。
利用残高が増えるとその分、支払期間も延びて期間中はずっと金利が変動します。
一方、残高スライド方式は、決められた利用残高のランクに応じて、毎月支払う返済額が増えたり減ったりするというもの。
例えばあるカードの場合、以下のように支払い元本が変動します。
- ショッピングリボ払い 残高スライド方式の場合
10万円以下 | 10万円超~50万円以下 | 50万円超~100万円以下 | 100万円超 | |
ゆとりコース | 5000円 | 1万円 | 1万5000円 | 2万円 |
標準コース | 1万円 | 10万円超 10万円毎に1万円加算 | ||
短期コース | 2万円 | 10万円超 10万円毎に2万円加算 |
つまり、リボ払いの利用状況を毎月きちんと確認しておかないと、あるときから毎月の支払額が増えてしまうこともあると言うこと!
リボ払いを利用売るときは、こうしたデメリットをきちんと把握しておくことが大切です。
まとめ
様々なクレジットカードのリボ払いでは、ボーナス時期など余裕があるときに繰り上げ返済をしたり、支払いの変更が出来るケケースがあります。
一刻も早く残高を減らすようにする事が大切なんです。
金利手数料というのは、本来なら支払いしなくてもいいはずのお金です。
お金を借りて払っているからこそ、金利が発生しています。
そこをきちんと把握し、なるべくなら一括払い、分割払いで支払うようにした方が負担にはならないでしょう。
そして買物をしすぎたときには、次の月からは買物を控えるなど節約しなければいけないですよね。
自分に甘いといつか大変な事態に陥るので、気をつけましょう!
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