JCBには、20代の方にピッタリな「EXTAGEシリーズ」があり、一般カードのJCB CARD EXTAGE(jcbカードエクステージ)と、ゴールドカードのJCB GOLD EXTAGE(jcbゴールドエクステージ)があります。
20代は社会人になって数年という方も多く、それほど所得も高くないためゴールドカードは持てないと思っている方もいるでしょう。
しかし、JCB GOLD EXTAGEは、若い世代でも無理なく安心して使える工夫がされています。
今回は、20代でクレジットカードを作ろうと考えている方、ゴールドカードを検討している方に、「JCB GOLD EXTAGE」の特徴やおすすめポイントなどをご紹介していきたいと思います。
◆JCB GOLD EXTAGE(jcbゴールドエクステージ)とは?
「JCB GOLD EXTAGE」は、29歳以下の方限定のゴールドカードで、通常のJCB GORD CARDとは様々な点で違いがあります。ここではJCB GOLD EXTAGEのカード基本情報や特徴をご紹介していきます。
【JCB GOLD EXTAGEのカード基本情報】
◎カードフェイス:2種類(JCBゴールドと同じデザイン/ディズニーデザイン)
◎年会費
・本会員:初年度無料、2年目以降3,000円+税
・家族会員:1名無料、2人目より1,000円+税/人
◎申込対象
・本会員:20歳以上29歳以下の方で、本人に安定した収入が継続してあること(学生以外)
・家族会員:生計を共にする配偶者、親、子供(高校生以外で18歳以上)
◎ポイント:JCB「OkiDokiポイント」
カード利用額1,000円(税込)につき1ポイント(入会時ポイント優遇あり)
◎旅行傷害保険:死亡・後遺傷害保険金
・海外旅行:最高5,000万円
※日本出国の前に、搭乗する交通機関のチケットや参加するツアー旅行などの料金を、JCB GOLD EXTAGEで支払っておくことで適用されます。
・国内旅行:最高5,000万円
※旅行前に、搭乗する交通機関のチケットや宿泊施設、参加するツアー旅行の料金を、JCB GOLD EXTAGEで支払っておくことで適用されます。
◎ショッピングガード保険:JCB GOLD EXTAGEで購入した商品が90日以内に破損や盗難などに遭った場合、その代金をJCBが補償します。
・海外の場合:年間最高200万円まで(購入後90日間)
・国内の場合:年間最高200万円まで(購入後90日間)
※1事故につき1万円の免責金(自己負担金)があります。
◎追加可能なカード
・家族カード:本会員の家族に発行するカードで、申込対象であれば人数分発行することも可能です。本会員に付帯するサービスを家族会員も利用できます。
家族カード利用分は本カード利用分と合算されるほか、貯めたポイントも本カードのポイントと合算されます。
・ETCカード:ETC専用カード「ETCする~カード」が発行されます。JCB GOLD EXTAGE1枚に対し、発行できる枚数は1枚のみです。
・QUICPay:店舗の専用端末に、スマホやカードをかざすだけで支払いができる決済サービスです。クレジットカードにも対応しており、決済時のサインが不要もです。
◎WEBサービス:入会と同時に自動登録されるJCB会員向けのサービスです。
・MyJCB:会員専用のWEBサービスで、マイページではJCB GOLD EXTAGEの利用金額やポイント残高の確認ができるほか、支払方法の変更など各種手続きも、このページから行えるようになります。
また、定期的に実施されるキャンペーンなどへのエントリーもできますよ。
・MyJチェック:事前にメールアドレスを登録することで、利用明細をメールで知らせてくれます。郵送よりも早くチェックできるほか、個人情報の保護にもなります。
またペーパ-レスによって地球環境の保護にもつながります。(約50万人のJCB会員がMyJチェックを利用するようになったことで、1年間で東京タワー約12本分の紙が削減されています)
◎Apple Pay:認定可
◎Google Pay:認定可
◎カード更新:5年後(初回更新)に、審査をしたうえでJCBゴールド(ORIG INAL SERIES)に自動切り替えとなります。
◎退会における手数料:5年後のJCBゴールド切り替え前に、JCB GOLD EXTAGEを退会すると、カード発行手数料が本会員(家族会員)1人につき2,000円+税が掛かります。
◆JCBゴールドとの違い
JCB GOLD EXTAGE は、5年後の初回更新でJCB GORD CARD(JCBゴールド)に自動切り替えとなりますが、JCBゴールドになると様々な点で違いが出てきます。
そこで、ここではJCB GOLD EXTAGEとJCBゴールドの違いをまとめてみました。
(1)年会費(本会員のみ)が違う
・JCB GOLD EXTAGE:3,000円+税
・JCBゴールド:10,000円+税
まず大きな違いは、JCB GOLD EXTAGEとJCBゴールドの年会費です。
5年後の初回更新を迎えるとJCBゴールドに切り替わり、年会費が10000円+税となります。
つまり5年後以降は、年会費が7,000円アップするわけです。
20代前半で、年会費10,000円のゴールドカードを持つのは厳しいかもしれませんね。
そのためJCBでは、20代のときは年会費が低額のJCB GOLD EXTAGEを利用し、社会での経験を積み所得もアップした頃に、JCBゴールドへと切り替えてもらうシステムを作りました。
JCBゴールドの年会費が10,000円というのは、高いと感じる方もいるかもしれませんが、ゴールドカードの年会費相場が10,000円ですので、決して高いわけではありません。
なお、家族会員の年会費については、どちらも1000円+税で変わりはありません。
(2)対象年齢が違う
・JCB GOLD EXTAGE:20歳以上29歳以下
・JCBゴールド:20歳以上
JCB GOLD EXTAGEは、20代限定のゴールドカードであるため年齢制限がありますが、JCBゴールドは20歳以上で一定の条件を満たしていれば、30代でも40代でもOKです。
JCB GOLD EXTAGE を20代限定とすることで、若い世代に必要な特典やサービスのみを付帯させ、無理なく使ってもらえるようになっています。
(3)旅行傷害保険(死亡・後遺障害保険金)の金額が違う
・JCB GOLD EXTAGE:海外旅行、国内旅行ともに最高5,000万円
・JCBゴールド:海外旅行は最高1億円、国内旅行は最高5,000万円
JCB GOLD EXTAGEは、海外旅傷害保険の保険金がJCBゴールドの2分の1の最高5,000万円です。
これは、仮に死亡・後遺傷害保険金の対象となる被害を被った場合、最高1億円の補償が付いていても、年齢が若いと損害額の算定で30代以上の方よりも低く見積もられるケースが多いため、JCB GOLD EXTAGEでは旅行傷害保険を最高5,000万円としています。
また、20代は30代・40代と比べて所得も少ないため、海外旅行へ出かける回数も少なく、1億円の保険は必要ないと判断したと考えられます。
色々な特典やサービスが付いているとお得なように思えますが、無駄な点を省くことにより、シンプルでリーズナブルなカードとなり、ユーザーも負担なく使えるという利点もあります。
JCB GOLD EXTAGEがまさに、その無駄を省いたクレジットカードなのです。
(4)ショッピングガード保険の金額が違う
・JCB GOLD EXTAGE:海外、国内ともに最高200万円
・JCBゴールド:海外、国内ともに最高500万円
ショッピングガード保険も旅行傷害保険と同様、JCB GOLD EXTAGEの方が300万円ほど低くなっています。
この理由も旅行傷害保険と同様、損害額算定の点、若者のカード利用額が30代以上よりも低い点などが関係しているのでしょう。
(5)航空機遅延保険金の有無
・JCB GOLD EXTAGE: 海外、国内ともに無し
・JCBゴールド:海外、国内航空機遅延保険(乗継遅延費用保険金 2万円程度/出航遅延費用等保険金 2万円程度/寄託手荷物遅延費用保険金 2万円程度/寄託手荷物紛失費用保険金 4万円程度)
JCB GOLD EXTAGEには、海外、国内ともに航空機遅延保険金は一切ありません。
旅行回数が少なければ飛行機に乗る機会も少なく、その中で遅延トラブルに遭う回数となると更に少なくなるため、省かれたのだろうとも考えられますね。
(6)「GOLD Basic Service」が違う
JCB GOLD EXTAGEはゴールドカードでありながら、「GOLD Basic Service」の特典を受けることはできません。
GOLD Basic Serviceとは、JCBプレミアムカード会員だけの特別なサービスで、JCBプレミアム会員に含まれるのは、「JCBザ・クラス」「プラチナ」「ゴールド・ザ・プレミア」「ゴールド」「ネクサス」のカード会員のみとなっており、JCB GOLD EXTAGE会員は含まれていないのです。
GOLD Basic Serviceでは、旅行傷害保険最高1億円を含め、空港ラウンジ無料利用サービスやゴールド会員専用デスクが使えるほか、ゴルフ関連のイベント参加や名門コースでのプレイなどが優待価格で利用できます。
他にも、グルメ優待サービス、JCB GOLD Service Club Off(全国70000カ所以上の施設を優待料金で利用できるサービス)などが付いています。
JCB GOLD EXTAGEのゴールドカードなのに、特別なサービスを受けられないかというと、そんなことはありません。JCB GOLD EXTAGEには、JCBプレミア会員とは異なる、「GOLD Basic Service~JCB GOLD EXTAGE~」というサービスを受けることができます。
プレミア会員のGOLD Basic Serviceを、少しだけダウングレードしたものです。
では、ここで「GOLD Basic Service~JCB GOLD EXTAGE~」のサービス内容をご紹介しますね。
【GOLD Basic Service~JCB GOLD EXTAGE~】
①空港ラウンジサービス:国内42の空港ラウンジと、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)の空港ラウンジが、年中無料で利用することができます。
②旅行傷害保険(海外/国内):旅行中に、死亡・後遺傷害の被害に遭った場合、損害補償として最高5,000万円が支払われます。
③ショッピングガード保険:JCB GOLD EXTAGEで購入した商品が損害を被った場合、年間最高200万円補償されます。(補償期間:購入日から90日間)
④家族カード1名無料:本会員と生計を共にしている家族であれば、1名様は無料でカードを作ることができますよ。
⑤ドクターダイレクト24(国内のみ):「株式会社 法研」との提携サービスで、経験豊富な医師や看護師らが24時間・365日、健康などに関する相談などに対応してくれるサービスです。
相談では、医療や健康に関することはもちろん、育児や介護の悩みや相談などにも対応してくれますよ。相談料は無料ですので、気軽に利用できます。
⑥健康チェックサービス:自宅にいながら、優待料金で医師や専門技師のアドバイスを受けられたり、最適な病院を紹介してもらえるサービスです。
「株式会社 いかがく」との提携による健康チェックサービスで、痰などの検体を郵送するだけでOKです。
忙しい方にピッタリの健康管理サービスですね。
⑦JCBトラベルOkiDokiトクトクサービス:JCBトラベルデスクへ電話をし、対象のパッケージツアーを予約してその料金をJCB GOLD EXTAGEで支払うと、OkiDokiポイントが通常の5倍で貯まります。
対象となるツアーは、以下の通りです。
・海外:ルックJTB、ホリデイ、JALパック、マッハ・ベスト、ANAハローツアーなど
・国内:エースJTB、メイト、ANAスカイホリデー、JALパック、赤い風船など
旅行代金は大口になるケースが多いので、ポイントが5倍で付与されるとうれしいですね。
しかし、予約をして代金を支払ったけれど、急な仕事や用事などで行けなくなることもあります。
この特典は、たとえJCB GOLD EXTAGE会員が旅行に参加できなくても、一定の条件で申込み支払いをすれば、適用となるので安心してください。
⑧東京ディズニーリゾートトラベル特典:JCBは東京ディズニーリゾートのオフィシャルカードとなっており、旅行代金をJCB GOLD EXTAGEで支払うことにより、OkiDokiポイントが通常よりもお得に貯まります。
JCBトラベルでディズニーホテル、または東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテル6施設(サンルートプラザ東京、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、東京ベイ舞浜ホテル、東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾート、ヒルトン東京ベイ、ホテルオークラ東京ベイ)を利用する、エースJTBパッケージプランに申し込み、その料金をJCB GOLD EXTAGEで支払うことにより、ボーナスポイントが貯まります。
このサービスも、JCB GOLD EXTAGEが旅行に参加しなくても、一定条件を満たせば適用されます。
⑨国内宿泊オンライン予約:JCBトラベルが提携するオンライン予約サービスを使ってJTB国内宿泊オンライン予約をし、その料金をJCB GOLD EXTAGEで支払うことにより、OkiDokiポイントが通常の5倍で付与されます。
⑩手荷物無料宅配券サービス:JCBトラベルデスクより海外旅行のパッケージツアーに申し込み、その代金をJCB GOLD EXTAGEで支払うことで、1組につき手荷物無料宅配券をプレゼントします。
⑪ハーツレンタカー割引サービス:世界有数のネットワークを持つハーツレンタカーを、お得な料金で利用することができます。
※このサービスには、JCBプレミア会員のGOLD Basic Serviceに付帯するゴルフ関連の特典やグルメ優待サービスなどはありませんが、東京ディズニーリゾート利用でボーナスポイントがもらえるなど、若い世代にピッタリのサービスや特典がたくさん詰まっています。
また、空港ラウンジ無料サービスは、プレミア会員と同等のサービスとなっています。
(7)グレードアップ制度の有無
・JCB GOLD EXTAGE:無し
・JCBゴールド:有り(JCBゴールド・ザ・プレミア/JCBザ・クラス)
JCBゴールドカードでは、JCBが定める一定条件や招待条件を満たすと、ワンランク上のゴールドカード「JCBゴールド・ザ・プレミア」や、一部の会員しかなれない「JCBザ・クラス」にグレードアップできる制度があります。
JCBゴールド・ザ・プレミアは、JCBの招待によってグレードアップできるワンランク上のゴールドカードです。
その条件は、MyJCBにメールアドレスの登録があり、JCBゴールドの利用額が2年連続で100万円(税込)以上となった会員です。利用額の集計は12月16日~翌年12月15日となっており、この期間にJCBゴールドで100万円以上の利用をするのが条件です。
JCB GOLD EXTAGEの利用中には、年間100万円以上の利用は難しいかもしれませんが、JCBゴールドを利用し歳を重ねることで、100万円以上の利用も不可能ではありません。
5年後の更新時には、JCBゴールドカードへと自動切り替えとなりますから、その後は公共料金や各種保険の支払いなどをJCBゴールドからにすれば、JCBゴールド・ザ・プレミアの招待が来るかもしれませんね。
◆まだまだあるJCB GOLD EXTAGEの魅力
JCB GOLD EXTAGEには、ここまでご紹介したような様々な特典やサービスが付帯していますが、他にもたくさんの魅力があります。
(1)新規入会ボーナスがもらえる
新規入会特典として、入会後3か月間はOkiDokiポイントが通常の3倍になります。3か月間とは、入会日が1日~15日の場合は4か月後の振替分まで、16日~末日の場合は5か月後の振替分までです。
入会後3か月間ですが、ポイントが3倍にアップするのは大きな魅力ですね。
(2)入会後4か月以降はEXTAGEボーナス1.5倍
JCB GOLD EXTAGEの入会特典は3か月で終了ではありません。4か月目以降は、EXTAGEボーナスが受けられますよ。EXTAGEボーナスは、カード利用でポイントが通常の1.5倍で付与され、なんと入会から1年後までボーナス期間が続きます。
ボーナスは1.5倍に下がりますが、8か月間は1.5倍期間が続くのですからこれも魅力ですね。
(3)ポイント優待店の利用でポイントアップ
ポイント優待サイト「OkiDokiランド」を経由してJCB GOLD EXTAGEを利用すると、通常ポイントの3倍~最大20倍で貯まっていきます。
OkiDokiランドには様々な店舗が参加しており、その中にはAmazon・楽天・ヤフーショッピングなどの大手通販サイトもあります。
利用方法は簡単で、OkiDokiランドから各ショップのサイトへ行き、JCB GOLD EXTAGEで商品を購入すればOKですよ。中には、ポイントが20倍で付与される商品もあるので要チェックです。
(4)海外で利用すれば常にポイント2倍
JCB加盟の海外店舗でJCB GOLD EXTAGEを利用すると、自動的にポイントが2倍で付与されます。海外旅行へ行かれる際には、積極的にJCB GOLD EXTAGEを利用しましょう。
◆まとめ
JCBゴールドは20歳から入会することが可能ですが、20代から年会費10,000円はキツイですよね。それに、20代では利用しないサービスなども多く、もったいないです。
JCB GOLD EXTAGEは20代限定のゴールドカードで、年会費は3000円で済みます。付帯するサービスも、若者に適したものだけに絞られているので、安心して利用できます。
5年後の初回更新時にはJCBゴールドカードへと自動切り替えされるので、将来的にJCBゴールドへの入会を希望する20代の方は、初めに無駄のないJCB GOLD EXTAGEに入会してはいかがでしょうか?
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