ちょっと古いですが、2016年9月のJCB調査では、クレジットカード保有枚数は1人当たり3.2枚という結果がでてます。
もちろん日本の結果ですが、これだけみると日本人はクレジットカードの保有はしているといえます・
しかし、他国にくらべて利用率が低いのが現状です。
日本人は何故クレジットカードを使わないのでしょうか?
今回はそんな日本のクレジットカード事情をお届けしていきます。
日本人とクレジットカードの現状は?
日本人とクレジットカードとの関係性をすこし説明しましょう。
実は使わないといっていても年々利用者は増えてはいるんですよね。
平成27年は約49兆円がクレジットカード取引による物と言われています。
10年前は約28兆円ですから20兆円も増えているわけです。
国内全体消費の約17%を占めるまでになっていますが、これからも増えていくことはかんがえられますね。
これはやはりネットショッピングが普及したことが影響しているでしょう。
ネットショッピングでの支払いのトップはクレジットカード払いになっています。
またこの関係性はスマホ世代の人達が大人になったからとも言えますね。
TwitterやFacebook、LINEなどを普通に使っていた子供が大人になり、その人達がネットショッピングを普通にしだして、クレジットカード払いを押し上げていると言えるでしょう。
それでも他国に比べれば少ないわけです。
他国と比較してみました。
国名 | 国内消費に対するカード決済の利用率 |
日本 | 約17% |
韓国 | 約54% |
中国 | 約55% |
アメリカ | 約41% |
上記の様に、近隣国である韓国や中国、カード大国と言われているアメリカと比べると、日本はクレジットカードの利用率が低いことが分かるでしょう。
日本人がクレジットカードを持っているけど使わない理由とは?
日本人がクレジットカードを持っているけど使わない理由は何があるのでしょうか?
といっても使わない理由は昔とは違っている気もしますけどね。
後払いに抵抗がある
日本人がクレジットカードを使わない理由の一つに、クレジットカードは後払いにて金銭感覚が狂ってしまうと言う不安な人が多いようです。
クレジットカードの場合、代金を即支払うわけではなく、翌月や翌々月に支払う後払いですから、手持ちがなくても欲しい物を買うことができます。
金銭管理に自身がないからクレジットカードを使わないと言う人も多いんですね。
セキュリティによる不安がクレジットカード利用の壁に?
日本人がクレジットカードを利用誌内その他の理由に、「現金主義」から、現代では個人情報漏洩(セキュリティ)に変化しつつあります。
- 数年前までは、日本人は現金主義だからカード利用が少なかった
- 現代では、カードから個人譲歩が漏洩するコトを心配している
- カード利用すると利息(手数料)が必要なのでもったいない
クレジットカードを保有しているけど使わない理由はこのようになっているようです。
個人情報保護法が施行されて以来、情報漏洩が跡を絶ちませんが、実際にクレジットカードによる不正利用の被害も、年々増加しているのも事実ですからね。
しかし、これらはカード利用者のちょっとした注意で防ぐことができます。
またセキュリティについては国の政策に於いて、セキュリティは強化されていてカード偽造も難しくなっていますし、カード会社や加盟店に対しても法律でセキュリティ強化が義務づけられていますので、今後は強化されていくでしょう。
1回払いなら手数料はかからない!「ポイント」は貯まる
クレジットカード利用に疑問を持つ方の中には「クレジットカードを利用すれば利息(手数料)が発生して損をしてしまう!」と考えている人も多いのかもしれません。
このことが利用率の低下の原因になっているのならば、考えを改める必要があります。
支払方式 | 利息(手数料) |
1回払い | 不要 |
2回払い | 不要 |
ボーナス払い | 不要 |
3回以上の分割払い | 必要 |
リボ払い | 必要 |
この表のように、カード利用すれば必ず利息(手数料)が発生するのではありません。
3回以上の分割払いとリボ払いは利息(手数料)がかかりますが、他はかからないのが分かりますね。
上手に利用すればポイントなども付いてお得に利用する事ができますよ。
クレジットカード決済はより安全になる
クレジットカード被害の対策についても政府も力を入れて対策強化を行っています。
カードを発行する会社、そして加盟店も国を超えて協力した取り組みが行われているんです。
- カード情報の漏洩防止
- 偽造カードによる不正使用対策
- ECに尾変える不正使用対策
カード情報を盗らせない!偽造カードを使わせない!ネットでなりすましをさせない!
ということを念頭に置いて政府やカード会社は頑張っている所です。
東京オリンピックもありますし、外国人が数多く日本を訪問するときに万全な対策をしておきたいところですね。
クレジットカードは便利でお得な生活アイテム?
実は現金よりもクレジットカードの方がお得で安全なアイテムだと知っていますか?
例えば現金を落としたり盗まれても戻ってくる可能性はゼロに近いですよね。
しかしクレジットカードの場合はどうでしょうか?
- クレジットカードには紛失・盗難補償が付帯している
- オンライン不正利用補償もあるので、万一の被害も補償される
- ショッピング保険は購入した商品が壊れても90日間補償される
- ポイントプログラムで、利用金額に応じてポイントが還元される
このような補償はクレジットカードだけで、現金にはありませんよね。
現金を持ち歩くよりも、クレジットカードが安全ということも分かって貰えるのではないでしょうか?
まとめ
クレジットカードを保有していて使わないと言われている日本人ですが、これからは変わってくるでしょう。
セキュリティも年々強化され、便利になってきますしね。
それでもカードを利用する個人での自己管理や暗証番号を入力するときの注意など、自己防衛も必要になることは憶えておきましょう。
安全安心にお得なクレジットカードを、今後は利用していきましょうね。
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